運命の作り方



少年の返事を聞いているのか聞いていないのか、入り口で叫んだ8歳程の少女は、話を続ける。


「あんな、兄ちゃん!
あたしらに……あのぉ、あれっ、ほら、えーっと…」


慌て過ぎて言葉が出て来ない妹に、兄は呆れて言う。


「何や、もっと落ち着きぃや。
ーーお母ちゃんのことやろ?」


実は、彼女らの母は、数日前から少し調子が悪かった。