「何も、堂々と泣いたわけじゃ無いのよ?単純に耐えきれなくなっただけみたいだったし。 最初見たときは無愛想な人かなって思ったけれど、そうでも無いのね〜」 何だか、可愛いわね。と母が言った時、ガラガラっと音を立てて、病室のドアが開いた。 「ーーーえっ、豊?学校は?」 「今テスト期間だから、さっさと抜けて来た」 「テスト作んなくて良いの?」 私の問いに、豊はこくりと頷く。 …良くないと思うよ。私は。