初恋を君に。

―――――――――
月日は流れた。
今日は2学期の終業式。


「ねぇねぇ、今日ね聖太が……」
「え、聖太?」
クラスの男子が聖太くんの話をしていたとき、つい反応してしまった。
「なに、お前!まさか、聖太好きなの!?」
「……かなぁ?」
「そっかー。あ、でも一つだけ、聖太の秘密ね。」
「えっ、なに」