めぐりあわせ






こんなんだったら、「泊まっていく?」って聞かれた時に「うん」って言えばよかったよ…




でも、いつでも行けるしいっか。



それにしても、岳は私のこと好きだったんだな…



本当に知らなかった。



幸せ。



あっそうだ!



響子にも報告しないと…



メール入れとこ!



“響子さん。報告がございます。
この度、めでたく、岳と付き合うことになりました!!”



すると、すぐに電話がかかってきた。



『もしもし?』



『愛ちゃん?おめでとう』



『ありがとう』



『本当に嬉しい!!』



『ねぇ〜高校の時岳が私のこと好きって知ってた?』



『もちろん!』



『本当に私だけ知らなかったの?』



『そうだよ!クラスの殆どの人が知ってたよ』



『本当、私、鈍感だな…』



『元カノのことも、実は知ってたんだよね。』




『え?岳の子供じゃないこと?』



『うん。別れたのも』



『副島くんが自分から言うと思ったし、二人のこと上手くいって欲しかったし』



『そうなんだ、ありがとう』



『でも、上手くいってよかった』



響子は、自分のことのように喜んでくれた。



その後、無事に5回目の二次会の打ち合わせも、終了した。


次は、本番を待つのみ。