てんしのうた


「だったらいいよ。
ついてこい。」


「どこへ行くの?」


そういって一言もしゃべらないまま、あたしたちはエレベーターに乗り込んだ。

そして2階に止まった。


「え?どうして2階・・・?」


そう、この病院の2階は重病や重症の人が入院する場所。
わたしは一回だけ入院したことがある。


そうこう考えているうちに尚斗がドアを開けた。

ちょっと・・・そこ知らない人の部屋だよ!

そういう前に入ってしまった。


「お前も入れよ。」


「え・・でも知らない人のお部屋だし・・・。」


「・・・名札みてみろ。」


え・・・?


そこには大きな文字で”白石”と書いてあった。