「ひかりのがよっぽどずるいよ。」

「え?」

「白いし細いしなんかもう全部が可愛いすぎてずるい。いろいろ我慢するのつらい。」
そう言って照れたように笑う春樹くん。


私はもちろん顔真っ赤で。


と、その時。
図書室の先生がきた。

「お疲れ様ー。私今日急用で帰らないといけないから、あとは2人でよろしくねー。最終下校時刻30分前には閉館して、鍵かけといてください。」


「あ、はい‥」

「じゃあ、申し訳ないけど。」


「いえ、大丈夫です。」