オオカミ男と天然子猫!



「ひかり。」


「あ‥春樹くん。優勝おめでとう!」

「最後の、ちゃんと聞こえてたよ。サンキューな。」
そう言って笑う。



「ううん!」


「ひかりのおかげだよ?ひかりが見てたから、頑張れた。」

「そんなこと‥私なんかいなくても春樹くんは勝てたって!」


「わかってないなぁ‥」
春樹くんはそう呟くと、私の頭にぽんっと手をのせて、そのまま行ってしまった。