私は気づいたら春樹くんに抱きしめられていた。 保健室のベッドの上で。 「春樹くんっ‥はなして‥」 「無理。」 「ダメだって‥」 「今、充電してんの。決勝勝てるように。」 そう言って私を離さない彼。 私もおとなしくなる。 その時。 彼はふっと私の顔に近づいたかと思うと、私のおでこに優しくキスをした。 「よし。行ってくる。」 そう小さく呟くと、 振り返らずに行ってしまった。 私は真っ赤な顔で、ドキドキしたままだった。