オオカミ男と天然子猫!

私は昔からはっきり断れない性格だ。
今もそう。

「そんなこと言わないで、ね、行こうよ。」

「ほらほら、」
そう言って無理やり私の手を掴んで引っ張る。



と、その時。

「ちょっとすいませんねー。ひかりちゃんは俺らと一緒に帰る約束してたんで。」
そう言ってわたしたちの間に割り込んできたのは‥

古川くん!?

「ほら、行こ。」
そう言って私の手を優しくつかんで引っ張ってくれたのは‥

笠原くん!?