オオカミ男と天然子猫!


あ、ここか‥
一年B組

中はもうざわざわと賑やかだ。
ボールで遊ぶ男子やおしゃべりしてる女子。

よし、入ろ。
少し息を吸って教室に入ろうとしたその時。

私の手を後ろから誰かが引っ張った。

えっ‥?
振り向くと‥


「やっぱり。朝の電車の子だ。」
そこにいたのは、朝と同じく爽やかに笑う笠原くんだった。