オオカミ男と天然子猫!



俺がそう言うと真也はヒューッと口笛を吹いた。

「で?誰?」

「誰って‥名前も知らないよ。」


「はぁ?」


「でも超かわいい。小さくて、細くて、白くて、猫みたいな子。」


「いや、それはわかったけど‥名前も知らない子が好きって‥まじ?」
真也は驚いたような顔をしてる。

俺だってびっくりだよ。
一目惚れなんて初めてだし。