〈ビーンも死んだ〉 薄暗い部屋に響く低い声。 〈やはり予言の剣士の仲間も強者なのだな〉 「魔王様」 部屋に誰かが入る。 「お呼びですか」 〈フェニス、ビーンの代わりにロリンを幹部に〉 「わかりました」 〈シリティーはどこだ〉 「部屋におります」 〈呼べ〉 「御意」 フェニスと呼ばれた男は去っていく。 〈さて…奴等の次の行き先はどこかな…〉 魔王は唇の端を不気味にあげ、笑った。