凛として
張りつめた夜の空気が
白々と
心の闇を晴らすように
明けていく

漆黒を突き破る
猛き勇者の叫びながら
刀振るうように

時代の混沌
憂う涙の一雫

鞘に納める刀の嘆き

夜明け前

突き上げて伸ばした腕の先

翳る月の淡き光

志高く掲げた志士の夢