「じゃあ二人とも謝れたし、いっしょに帰ろっか!」


カバンをもとうと、動こうとすると蓮に腕を捕まえられる。


「え?」


「まだ話は終わってない。むしろここからがメインだ。あのときの返事、まだしてないだろ……」



あのとき。

そういわれてやっぱり覚えていてくれたんだと、うれしいし、返事を聞くのが怖い。



もし、これでフラれでもしたらきっといままでのように接するにはしばらく時間がかかるだろう。





ドキドキして返事をまつ。




心臓の音が蓮に伝わりそうなくらい高鳴っていた。





そして。




「俺もルナのこと好きだよ」