母は身体が弱かった。 だから必死で働いたとしても、人より稼ぎが少ないのは、仕方の無いことだ。 それでも、母が精一杯働いていることはココも知っていたし、母と2人で作った、貧しいとはいえ、温かな家は大好きだった。 その日1日あったことを母に喋り、母もまたココに喋る。 そして夜は優しく布団を叩いてもらいながら寝かしつけてもらうのだ。 そんな毎日が瞬く間に崩れてしまったのは、ココが2年生の冬、だった。