たまたま同室の人が部屋に居なかったらしい、部屋の真ん中で。 アイカの優しい問いかけを受け止めてくれる人が不在のまま、時が過ぎた。 「ーーー願い、何かない?」 しびれを切らし始めたきぃとアイカの様子を見た、琉が問う。 「さっきから考えてる」 そっ気なく返って来たきるの言葉には、警戒心の他に何か別のものがあった。 ココは感じ取ったその「何か」を、衝動的に口から出す。 「もう、願いごとーーー決まってるよね?」