俺はあわててズボンを履こうとした。 しかし、その手を女によって動きを止められた。 「! 」 俺はあまりの驚きに声すらでなかった。 女の俺を掴む腕を視線にむけ、徐々にずらし、顔をみてみる。 「え?」 俺はその顔に戸惑いを隠せなかった。 「ゆ、結」 なぜなら 1ヶ月ほど前事故死した結だったからだ。 「あんたが初めてよ、あたしのことみえたの」 結は嬉しそうな笑みを浮かべ、俺の太ももをさわる。