「あれ、珍しいじゃん光」
そこにいたのはあり得ない量のポテトを目の前に広げる洋太と、3人のクラスメートがいた。
「また食ってんのかよ…」
ほんと、こいつの食う量にはいつも吐き気がする。
これから自分から入っていく予定の地獄が垣間見えて、財布を持っていた手に無意識のうちに力が入った。
「…俺さぁ、洋太に昼おごることにしたわ」
「は?」
洋太は口にポテトをつっこみながら俺を見た
「…ゲームとかやってる場合じゃなくなったんだ。」
「…へえ?」
洋太は楽しそうに笑っていた
「…そうなると思ってたよ。ってか、もう罰受けてもらってるから俺のこと気にしなくていいんだぞ?」
「…は?」
「俺の狙いは最初からこっち。お前のガード緩めること」
差し出された携帯に写っていた画像に目を見開く