意地悪な君の恋の仕方






「それがいい。来いよ、光」



ふわっと笑って言う慎ちゃん。



「え?ちょ、みんな冗談でしょ????」



私は助けを求めて菜々子ちゃんと美沙ちゃんを見た。



「別に、私はだれが居ようといいが」



「みんながいいなら私も大丈夫…」




嘘だろ君たち!!!



私のこの助けを求める顔が見えないの???



「私はちょっとはんた…」



「みなさんがそんなに言うなら昼もこっち来ますね!」



キラキラ笑った藤宮光。



なんなのみんな!


私のこと見えないわけ!?




…まあ、でもたった一回の我慢だ。



今日を乗りきれば解放される…




……それから一週間後の今日まで、藤宮光は毎日昼休みを共にしている。