意地悪な君の恋の仕方






「…って、あれ?翔太は?」



慎ちゃんと二人で一人的な存在の翔太がいない。



「…あー、翔太は家でゲームしてるよ」




慎ちゃんは目尻を下げ、にこっと笑った



なぜだかその笑顔に違和感を感じる。



…なんだ?




翔太は私の1つ下の階に住んでいて、ゲームとか漫画が大好き。



だから慎ちゃんの言葉に妙に納得できた。



またゲームやってんのかよ!



たまには貸せよ!!



そんなことを言えるくらい仲がいい幼馴染み。




慎ちゃんと出会ったのは中学のとき。



慎ちゃんは中3の秋に転校してきて、すぐに翔太と仲良くなった




翔太曰く、バスケもゲームも漫画も趣味があう運命的な出会いだ!らしい。



それからは三人で行動することが増えた