いや、まだ昨日付き合ったばっかりだし
しかもそれはお試しの付き合いだ。
丹田千晶の存在を知ったのだって1ヶ月ほど前
話すようになってたった1週間
これだけ一緒にいる時間が短いのに、丹田千晶の好きなもの嫌いなものを知り尽くしていたらそれはそれでおかしいだろう
ちゃんと理解している
翔太先輩や慎先輩の方が丹田千晶のことをしっていることも
…ちゃんと理解している
それでも、なんだろうこの気持ちは
「2224円のお買い上げです」
モヤモヤムカムカした気持ちで食べやすそうなものを手当たり次第に買って丹田千晶の家に帰る
「…まだ寝てる、か」
丹田千晶の顔を見ると少しだけ苦しそうだった。
とりあえず薬飲むためになんか食わせるか
俺は乾いたタオルをもう一度冷やして、コンビニで買った簡単なおかゆを作ってもっていく。
冷やしたタオルをおでこにのせると少しだけ眉を動かした

