買い物を終えて…

アタシはずっと、一晩中考えた。



1度疑うと、すべてが信じられなくなる。



好きって気持ちが、強ければ強いほど…

かけがえのない存在で、あればあるほど…


不信感は、悲しみや憎しみんなって…

許せない思いが膨らんでく。





だいたい…

なんでナオが来ねんだよ!


仕事はとっくに終わってんだろーし、
ケータイが手元にある事だって、わかってるハズだ。



トモカズはずっと待ってくれてたし、
リュウは必死に探してくれた…


オマエは何なんだよ!



ー咲陽は、龍 と居た方が幸せなんじゃないかって考えてたー

ふと、思いだした。


今思うと…

ナオは同情だけど、リュウは同情じゃないって、言ってるみたいだ…



そうだな…

リュウと居た方が幸せかもな。


なんの過去絡みもないし…

アタシを見つけるなんて、どんだけ必死に探してくれたんだよ…