SIDE はのん
ああ、ねむい
とても、ねむい
模試だと?
模試を私にやれと、土日に私に学校に来いと…
ほうほう、理科の先生も考えたものだ。私がイケナイお店で働いていることを嗅ぎつけやがった。
あのせんこうめ・・・
私に、なんの恨みがあるというのか
確かに、私は仕事のため学校に来る回数は、ほかの生徒の3分の2程度。
だから、こそこの学校を選んだというのに・・・
サボる、サボってみせる。
絶対、サボってみせる
そう心の中で唱えながら、私は夜の光が輝く繁華街に向かった。
着いた先は、臭い加齢臭を体にまとわりつけたじじい共が集まる「キャバクラ」