ボクのモノになって



「おっと。
紹介が遅れましたね。
私はこの学校の校長です。
今日からよろしくお願いしますね。
園田君?」

「あっ、あなたがっ
校長先生でしたかっ!
挨拶もなしに、
ほんとすいません!
よろしくお願いします!!」

校長先生は

ニコニコしながら

須々木教授に話しかける。

「ほらね。
いい子だと言ったでしょう?」

「いい子って。
こいつ、すげぇガキンチョだし
チビだし、こんなの俺の横
歩かせたくないです。」

酷い言われようだ…。

「ぼ、僕だって
こんなチャラチャラした教授の
横を歩きたくはありません!」

「あ゛ぁ?なんだと?」

「う、嘘です!ごめんなさい!
お、お隣を歩かせて頂いても
よろしいでしょうか!?」

あぁ…。

僕って弱いな…。

「まぁ、
かえでだしな。許してやるよ。」

…っ!?