「チカ」 「な…によ」 私と視線の合ったレイは初めて見せる表情でもう一度、私の名を呼ぶ。 え? あまりにも驚いた私は、今までの疲れが一気に吹っ飛んだ。 真髄に私を見つめるレイが、そこにいた。 レイは私の驚きなど気にもせずゆっくりと手を伸ばし、そっと私の頭に触れた。 「よく頑張ったな」 「………」 ドックンッ--- な、なに? 何でそんな表情をするの? 心臓が大きな音をたてたのを感じながら、私はレイから視線が外せずにいた。