私がそんなことを考えてると恵斗君が口を開いた。
「俺、昼、1人だからさみしいんだよね…でも、やっぱ俺なんかがいると迷惑だよね…。」
そうシュンとする恵斗君。
「えっ、そんなことないよ!迷惑なんてあり得ない!恵斗君、いい人だもん!」
私がそう答えると恵斗君は目を輝かせて、
「じゃあ、いいの?」
と聞いてきた。
…うわ、こんな目がキラキラしてる人に今更”ダメ”なんて言えないよ。
「わ、私はいいけど…神田君は?」
私がそう聞くと神田君は無表情のまま、ーーだけど、どこか不機嫌そうな顔で、
「別にいいよ。」
と言った。