5時限目と6時限目の間の休み時間、
花ちゃんに恵斗君と仲良くなったことを話すとなぜか呆れていた。



「あんた、バカね…。
なに、名前で呼ばせてるのよ…。」



…? 名前で呼び合うのってダメなのかな?


でも私と花ちゃんも呼び合ってるし…。



私がそんなことを思ってると花ちゃんは大きくため息をついた。



「あのねぇ……。
はぁ、もういいわ。勝手に呼び合いなさい。」



花ちゃんはそう言った後ボソッと、



「神田君がどう動くのかも楽しみだしね。」



と言った。


でもよく聞こえなくて聞き返すと、


「なんでもないわ。」



と言われてしまった。