「なにって…こ、告白のこと!」


「あー、あれね。結局振ったじゃん。」


私の方をチラリとも見ようとせず淡々とそう答える。


「へ?」


あれ? 私の記憶ではOKされてたはず…。


でも、あれは私の勘違いだったの?
それとも、幻覚でも見てたの?


どっちでもいいけど振られたんだ、と思うと悲しくなってくる。


「そっか…。ゴメンね、変な勘違いして。」



俯いてそう言うと神田君は私の顔を覗き込んでクスッと笑った。


「なーんてね。」


「は?」


突然クスクスと笑い出した神田君に私は???って感じ。