❇︎ 「ねー、りんご飴食べたいっ!」 わたしがそう言うと神田君は呆れたようにため息をついた。 「まだ食べるの? いいかげん太るよ。」 「別にいいもんっ! 食べたいから買ってくるね!」 そう言ってりんご飴の屋台の方へ走りだそうとすると神田君に腕を引っ張られてしまった。 「僕が買ってくるから細川さんはここで待ってて。」 「え、でもーー」 私が言い終わらないうちに神田君は走って行ってしまった。 「ねぇ、キミ俺と遊ばない?」 「へ?」 するとそこにはチャラそうな男の人が3人いた。