❇︎ 「よし出来た。こっちの方が似合うよ。」 そう言われ鏡をみてみると、おだんごでなんとご丁寧に編み込みまでされてある。 「ね、もしかして神田君って器用?」 私がそう聞くと神田君は当たり前でしょと言いたげな表情をしながら、 「少なくとも細川さんよりは器用だね。 てか、僕にできないことなんてないし。」 と言った。 「じゃ、行こっか!」 「そうだね。」 そうして私たちは夏祭りに向かった。