「か、神田君、もし神田君のことバカだって言ったらどうする…?」



私がそう聞くと神田君はニヤリと笑ってから教えてくれた。



「もしバカって言ったら?
そんなの決まってるじゃん。


押し倒して、その口を塞ぐ。
そして喋れねえようにしてやるよ。

実際にやってやろうか?」



そう言って私を押し倒そうとする神田君。



「別にいいっ!

そ、それよりもう帰るねっ!」



時間を見ればもう6時。
そろそろ帰った方がいいよね。



「ん。じゃあ送る。」



そう言ってくれる神田君。



「あ、ありがと。」



こうして私は神田君と一緒に家に帰った。