「え。あ、あ…」



突然の家への招待に戸惑う。
すると神田君は、なにか紙に書いてから私に渡した。


そこには神田君の家の住所が。



「えっと…これは?」



「明日この住所のところ来て。
僕の家だから。僕、外出たくないんだよね。めんどくさいし。」



えっと、それっておうちデートってこと?

え、超嬉しいんだけどっ!



「え、うん!」



私がそう答えると神田君は一瞬だけ微笑んだ。


…わ!今、微笑んだ…!
あの神田君がだよ? ニュースだよ!



でも微笑んだのは本当に一瞬だけだったからもういつもの無表情。



「じゃあ帰るよ。」



そう言って歩き出す神田君はいつもよりペースを落としてくれた。