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あれからたくさん楽しんだ。



「そろそろ帰ろうか。」



神田君がそんなことを言う。



でも私は、その場から動かない。
だってまだ乗りたい乗り物あるもん。

でも、乗りたいって言うのは恥ずかしい。
でも言わなきゃ伝わらない。


だから私は伝えることにした。



「か、神田君、観覧車に乗りたいな。」



そう、私が乗りたいのは観覧車。
好きな人と観覧車乗ってみたかったんだ。