❇︎ あれからたくさん楽しんだ。 「そろそろ帰ろうか。」 神田君がそんなことを言う。 でも私は、その場から動かない。 だってまだ乗りたい乗り物あるもん。 でも、乗りたいって言うのは恥ずかしい。 でも言わなきゃ伝わらない。 だから私は伝えることにした。 「か、神田君、観覧車に乗りたいな。」 そう、私が乗りたいのは観覧車。 好きな人と観覧車乗ってみたかったんだ。