「それよりっ、俺の恋、応援してよ！」



そう私に迫る山本君。


「い、いいけど、それより…」


近いよ、山本君！



その私の気持ちを見透かしたのか、
神田君は山本君の首元を掴んで低い声で



「離れろ。」


と言った。



すると山本君は素直に離れてから神田君に、



「それよりさぁ、悠斗と細川さんはどういう関係なの？」



そ、それ今聞く⁉︎
今は山本君の恋バナの時間なんじゃ…。



私がそう思ってると神田君は私を後ろから抱きしめた。