「ちょっと来て。」 「きゃっ!」 すると神田君は私を女の店員さんに見せつけるようにして、 「あれ? おかしいな…。 俺の彼女は立ち読みダメって言われたんだけど…。」 神田君のその言葉を聞いてみるみるうちに顔が青くなる女の店員さん。 「そ、それは…」 もごもごと口ごもる店員さんに神田君はとどめを刺す。 「しかも、あなたに言われてたよ?」 「うっ…すみません、仕事があるので!」 そう言って足早に去って行く店員さん。 神田君、なんかすごい…! そう思ったあと、疑問も出てきた。