「ふーん。それはビックリだ。」


特に驚いた様子もなく、あえていうならやっぱりね。とでも言いたそうな表情をしている神田君。



「で、あの、いいですか…?」



恐る恐る聞くも神田君は箸を止めずに、


「だから空いてる日はないって。」


と言った。



「え、そっか、ならしょうが…」


私がそこまで言ったら神田君が口を開いた。



「でも10日なら開けてもいいけど?」



え…それって、デートOKってことだよね?


「やったぁ! 神田君大好き!」



今私は最高に最高な気分。


どれだけ最高かっていうと、


「正直言って気持ち悪いよ。」



こんな意地悪な神田君の言葉も気にならないくらい!


10日が楽しみだな。