❇︎



お昼休み。



「か、神田君、お願いが…」


早速神田君に頼んでみる。


でもーー

「却下。」


言う前に断られてしまった。



「え、まだ何も言ってないんだけど…」


「うん、まだ何も言わせてないからね?」



当たり前じゃん、とでも言いたそうな表情の神田君。



「じゃあ、なんで却下?」


「めんどくさいのが嫌いだから。」



そう言って私の作ったお弁当を食べ始める神田君。



「あ、タコウィンナーだ。」



そう言って喜ぶ神田君。
なんだかーー


「子供みたい…」


私がそうつぶやくとギロリと睨まれてしまった。


って、そんなことはどうでもいいの!