「神田君ってお姉さん思いだね。」 しばらくしてそう言うと、 「はぁ?」 と返されてしまった。 「だって、お姉さんの誕生日プレゼント買ってたんでしょ。」 女物のプレゼント買いに行ったって言ってたし。 「は? なわけないでしょ。気持ち悪い。」 「ちょっ、神田君、気持ち悪いはないよ。」 実の姉に向かってねえ? でもお姉さんじゃなかったら誰だろ? …それこそ違う女の子とか? 私がそう思ってると神田君はため息をついた。