「なにかってにキスされてるの?」



「…っ、でもっ神田君には関係ないじゃんっ!」



つい、嫌な言い方してしまう。



「うん、関係ないよ?
でも僕まだ細川さんのこと好きみたいなんだ。」



「へ?」



…好き? でも神田君には瞳先輩が…



「瞳先輩が好きなんじゃないの?

…一緒にあのショッピングモールにいたし、お昼とか帰りとか一緒に帰ってたし…」




私がそう聞くと神田君はため息をついた。