冷酷王子はイジワル男子






「いやっ…助けてっ…」



「あ? こんなところ誰も通らねえよ。
通ったとしても誰も助けに来ねえよ。」




そう言って鼻で笑う不良さん。



助けて…助けてよ、神田君っ……



「そんな涙目で見られてもなぁ…。
そそられるだけだし。」



不良さんはそう言ってまた私にキスをしようとした。




でもーー



「ぐわっ!」



キスされる直前、不良さんがバランスを崩した。どうやら誰かに膝カックンされたらしい。



「誰だっ!」



そう言って不良さんが後ろを振り向く。



するとーー



「神田君…」




神田君がいた。