口を開くーー
でも出てきた言葉は告白の言葉でもなんでもなかった。
「察してよ…!」
「は?」
私の言葉に唖然とする神田君。
って、そりゃそうだよね。
自分でもなに言ってるかわからないもん。
それでも私の口は止まらない。
「こんな空き教室に呼び出したんだから私がなに言いたいかわかるでしょ!」
なぜか半分キレてる私。
「私だってテンパるわよ。
こういうの初めてなんだから…。
神田君なんてモテモテのモテモテだから毎日されてるでしょ?
だから私のしたいこと、わかるでしょ!」
なんか、途中で自分でなにを言ってるかわからなくなってきた…。
って、私、完全危ない子になってるよね⁉︎
好感度だだ下がりだね⁉︎
そう思いため息をつく私。
と、そこで神田君が口を開いた。