放課後。 「麻実ちゃん、帰ろっか。」 「あ、うん。」 帰りも約束した私たち。 「ねえ、恵斗君、神田君、妬くのかな? ヤキモチなんて妬かなさそうな性格だけど。」 私がそう聞くと恵斗君はVサインをして言った。 「大丈夫。順調だからさ。でもしばらく続けなきゃね。」 「うん。」 よくわかんないけど恵斗君が順調と言えば順調なんだろうね。 そう思いながら私は頷いた。