冷酷王子はイジワル男子




「神田君、どこ行くの?」



さっきからなんにも言わない神田君に質問。


「……。」



答える様子は0。



もう、黙ってついて行くか。



そう思ったとき、神田君が足を止めた。



「ここで食べる。」



そこは誰も使ってない、空き教室。



「へ? うん、分かった。」



教室の中に入ってお弁当を広げる。



神田君はどういう弁当だろ?



そう思い神田君を見る。



なんと、



「ちょっ、神田君の昼ご飯それ?」



「うん。」



コンビニのパンだった。




「いつもそうなの?」



「うん。」



そう言ってパンを食べ始める神田君。