「ただいまー。」
「あらおかえり。」
そう答えるお母さんに向かって言う。
「クリスマスは家族と過ごすものだよね!」
「は? ま、それでもいいんじゃない?」
うん、そう考えないとやってけないし。
「彼氏とは過ごさないの?
この間送ってくれた彼とは。」
…お母さんの言ってる人は多分恵斗君のことだ。
「…お母さん、あの人は彼氏じゃないよ。ただの友達。」
「あら、そうなの?
じゃあ彼氏はいないの?」
驚いたように言うお母さん。
「いるけど…バイトだって。」
あーあ、神田君とクリスマス過ごしたかったな。
「まあ、クリスマスはバイト忙しいわね。」
「うん。」
私がそう返事すると電話がかかってきた。

