「いらっしゃいませ、ご主人様。
お2人ですか?」
マニアル通りにそう言う。
「あ、はい。2人です。」
「では、こちらへどうぞ。」
お客様を案内してる間にチラリと神田君の方を見る。
すると、
「お嬢様、こちら段差がありますので…」
と言って手を差し出している。
女の人はかおを真っ赤にして手を取っていた。
結構似合うじゃん。執事。
そう思いながら見てると顔を赤らめていた女の人はつまづいたふりをして神田君に抱きついてた。
「お嬢様、大丈夫ですか…?
よかったら腕につかまってください。」
そう言って女の人と腕を組む。
…なによあれ。別に組む必要なくない?
わけわかんないの!
「ご注文が決まりましたら遠慮なく店員をお呼びください。」
私はそう言って接客に戻った。

