冷酷王子はイジワル男子




「あの…!」



声を振り絞って、女子達に声を掛ける。


すると、一気にシーンとなった。


えっ!こんなに静かになるもんなの?


予想外のことに驚く。


でもここまできたら後に引けない。


そう思い深呼吸をしてから口を開いた。


「あの、私も神田君と食べたいです…!」


女子達の視線のせいで声が震える。


すると神田君は立ち上がった様子。(ここからは見えないけど。)



「ちょっとそこどいて。邪魔。」



女子達にそう声を掛けると女子達は一気に道を開ける。


そして神田君はツカツカと私の方に歩いてきた。