次の日。
今日は土曜日。
だけど普通の土曜日ではなく…
神田君の誕生日!
予定では神田君の家にサプライズで行って、プレゼントを渡す予定。
精一杯、おしゃれして…。
よし、準備完了!
「行ってきます!」
私はそう言って家を出た。
❇︎
神田君の家に着いた。
深呼吸をしてインターホンを鳴らす。
ピンポーン
「はーい。」
と出てきたのは綺麗な女の人。
「あら? あなた誰かしら?」
「あ、えっと、細川 麻実です。
神田 悠斗君はいますか?」
「悠斗? いるわよ。ちょっと呼んでくるから待ってて。」
そう言って2階にむかって大声で叫ぶ女の人。
「悠斗ー! お友達が来てるわよ!」
それにしても綺麗だなぁ。お姉さんかな?
歳は大学生とか二十歳前半くらい?
そう考えながら神田君を待つと、
「友達? 楓?」
そう言いながら階段を下りてくる。
そして私を見るなり、
「は?」
唖然としていた。