冷酷王子はイジワル男子




「ね、花ちゃん、神田君はどこかな?」



私がそう聞くと花ちゃんも周りをキョロキョロし始めた。




「あれ? 神田君、いなくない?」



「だよね…?」



まさか神田君、不安になって逃げちゃったとか?

いやいや、神田君に限ってそれはない。
だって神田君はいつだって自信満々なんだから。



「あっ、いた!」



突然花ちゃんが声をあげたので見てみると、



「って、神田君、あんなところでなにしてるの…!」



運動場の隅の方でのんきに寝ていた。



「ははっ…神田君、寝てるってよっぽど自信があるのかしら。

確か、神田君アンカーで水野君と戦うっていうのに…」



花ちゃんもそう言って苦笑い。



あはは…薄々感じてたけど神田君って、
マイペースだよね。