冷酷王子はイジワル男子




保健室に着くと、神田君は早速足の手当てをしてくれた。

今日は保健の先生がいないらしい。



「冷たっ…!」



「当たり前でしょ。湿布貼ってるんだから。」



「そうだよね…」



数分すると手当も終わり神田君が保健室を出て行こうとする。



「神田君、ちょっと待って…!」



「なに?」




「私も行きたい…。」



私がそう言うと神田君はため息をついた。



「ダメ。怪我人は大人しく寝てな。」



「でもぉ…」



だってこれからリレーあるし…



「ダメと言ったらダメ。」



…私だって神田君のリレー見たいのに。



「じゃあいいもん!
神田君なんて恵斗君に負けちゃえばいいんだ!」



「はぁ? なんでそうなるの?」



「だって神田君は私に応援してほしくないんでしょ? 見てほしくないんでしょ?」



ムキになってそう言うと神田君はハァとため息をついた。