思わず、天を仰ぎ見ると――


くっきりと、七色の虹が浮かんでいた。





あの虹の向こうにいるあなたに、きっと、届いたよね…… 



私の気持ち。



どうかこの想いを乗せて、あなたの元へ運んでほしい。



――“また来るね。”










      《完》